爆弾おにぎりにバングラディシュ料理?高円寺にある新感覚のお店に潜入!

高円寺で発見したお店

爆弾おにぎり×バングラディシュの副菜

なんともインパクトのあるコンセプトのお店を高円寺に見つけてしまった。

バングラディシュはインドの隣にある、というぐらいの知識の自分には、「バングラディシュ料理」がどんなものなのかを知る由もない。

しかもそれだけではない、僕自身おにぎりというアイコンが非常に好きなのだ。

これは行ってみるしかない。

特別に取材させていただけることになったので、慶應TRAVELERSを運営していて以前バングラディシュの取材もしたことのある京香さん(@kyoka__0911に声をかけてお店に飛び込んだ。

大一市場の中にある。

高円寺駅から徒歩2分。

元々は市場だった「大一市場」は、今は多数の飲食店が並ぶディープなスポットに生まれ変わっている。

市場の中には多国籍なレストランが多く入っており、今回訪ねるお店もその一つだ。

実は普段は「トルカリ」というベンガル料理のお店で、通常のバングラディシュ料理を提供しているのだが、水曜日だけこのお店の元オーナーとおにぎりマイスターの川島亮人さんがタッグを組んだ特別メニューを”間借り”という形で提供している。

入店

いよいよ入店。お店の前には、

バングラディシュ

×

おにぎり

の看板があり、ここで間違いないようだ。

メニュー

メニューは2種類。

爆弾おにぎりとおにぎり3つを選ぶことができる。

それぞれ一つづつ注文し、味の違いを試してみることにした。


編集長
京香さん、バングラディシュ料理って食べたことありますか?
京香さん
無いです!
編集長
僕も無いんですよね。インド料理は割と好きでよく行くんですが、、、。実は結構楽しみにしています笑

そんな話をしていると、料理が登場。

川島さん
お待たせしました!まずは味噌ショルボットから、、。
京香さん
え!すごいおしゃれ!
川島さん
麹味噌のヴィシソワーズと柚子をまとったエスプーマで作るモクテルです!グラスには山椒を付けて、山椒の香りも添えた奥深い味わいの美味しさです!
編集長
お味はどうですか?
京香さん
味を言語化するのが難しいですね。。笑
初めて食べる味です!でもすごい飲みやすくて好きです!

いよいよ実食。

川島さん
お待たせしました!
こちらが爆弾おにぎりです!
川島さん

左側から、、

・バングラディシュ 風のサラダ
・梅紫蘇ボルタ
・シュキボルタ
・オクラバジ
・グンドゥルック
・卵焼き
・サワークリーム

です!
おにぎりの中には、4種類の副菜が全て入っています。

サワークリームをつけて食べると味変が楽しめますよ!

編集長
見た目も綺麗な上に美味しそう!
川島さん

こちらがおにぎり3つのプレートです!

副菜は先ほどと同じですが、グンドゥルック(ふりかけ状の副菜)は混ぜ込んであって、
おにぎりも小さめなので女性の方にも食べやすくなっていますよ!

京香さん
じゃあ、まずはグンドゥルックから早速いただきます!
京香さん

あ、これ美味しい!

ちょっとインド料理と似ていますね!!

後から辛さが来ます!!

編集長

僕も早速いただきます!

もう、断面が綺麗。
朝ごはん結構食べてきたのに、このビジュアルとスパイスの香りが
食欲をすごく掻き立てます。笑

爆弾おにぎりは味のハーモニーが最高。

編集長

この一番辛いと書いてある「シュキボルタ」からいただきます!

あ、これ美味しいですね!
思ってたほど辛くなくて、魚の味が染みておにぎりによく合ってます!

サワークリームにも相性が良い!

京香さん

梅紫蘇もおにぎりと相性良いですね!

でも意外と辛いですね!!

梅のはずなのにスパイスの味がするのが新感覚です!

京香さん

3つ目の「オクラバジ」頂きます!

これは辛くないですね!

すごく海外に行った気分になる味です!
美味しい!

編集長

オクラバジはシャキシャキ感があって、爆弾おにぎりの中で食感が違って良いアクセントですね!

これもサワークリームとよく合う!

京香さん

おにぎりにサワークリームって初めての組み合わせですよね!

でもバングラディシュ料理と合わせるとすごく美味しいので驚きました!

知らないことってたくさんありますね!笑

編集長

爆弾おにぎりは4種類入っているので、辛いところ、辛くないところと味の変化が良かったです。

クリームチーズも入っていて全てが違う味のはずなのにまとまりがあって大満足でした!

京香さん
美味しかったです!ありがとうございました!!

インタビュー

おにぎりマイスターについて。

編集長

今回のおにぎりとても美味しかったです。

改めて自己紹介をお願いします!

川島さん

川島亮人と申します!

WEB系の会社や飲食店で働いた経験を元に、より食という分野を世界に広めていきたいと思い、和食の中で世界的にも知られている「おにぎり」に特化したメディア運営「おにぎりマイスター」を行っています!

編集長
「おにぎりマイスター」とはどのようなものなのでしょうか?
川島さん

「おにぎりマイスター」は、僕が個人的に始めたプロジェクトです。

僕の前職は通販会社の社員だったので、食とWEBを融合させた取り組みを模索していくうちに「おにぎり」というコンテンツの可能性に気づいて、おにぎりを主体としたメディアの運営などを行っています。

編集長

実は僕もおにぎりが大好きなのですごく興味深いです。

おにぎりを選んだ理由や今までに行ってきた活動などを教えていただけますか?

川島さん

おにぎりは日本人にとって身近な食べ物ですが、身近であるがゆえに”おにぎりに特化したグルメコンテンツ”というものがあまり存在していないんですね。

だったらおにぎりを極めようと思い、おにぎり専門店を巡る「おにぎりマイスター」というサイト(https://onigiri-ms.com/)を立ち上げるなどの活動を昨年の6月ごろから始めました。

それ以外にも、月に一回交流会を開いたりするなどを行ってきました。

編集長
この店舗以外にもお店のプロデュースなどをされたりしたのですか?
川島さん

お店のプロデュースはこちらのお店が初になります!

また同じ高円寺に別のコンセプトのお店もプロデュースする予定です!

編集長
そちらも楽しみです!!

このコラボの誕生秘話

京香さん

続いては、どうしてこの

爆弾おにぎり × バングラディシュの副菜

というコラボが生まれたのかについて教えていただけますか?

僕とタッグを組んでいるこのお店の元オーナーが、
「バングラディシュの料理を広めたい!」
と思い方法を考え、ご飯で一緒に食べるようなものを開発したいと思った時に僕にお声がけいただいたところから始まりました。
京香さん
お店を始めてからどれくらいになるんですか?
川島さん
9月に始めたのでちょうど3ヶ月ぐらいです!
京香さん
すごい!おめでとうございます!
川島さん

ありがとうございます!

販売するにあたって3ヶ月ぐらいかけて食べやすくするための試作などを重ねて今に至ります!

編集長

確かに崩れたりすると食べにくいですもんね。

その点こちらのおにぎりは最後まで形を保っていてすごく食べやすいなと思っていたのですが、そんな試行錯誤があったんですね。

そのほかにこだわりのようなものはあるのでしょうか?

川島さん

おにぎりって日本ではすごく一般的な料理で、正直、誰でも作ることができますよね。

でも、それがお寿司になるとそうはいかない。

同じようなシンプルなものであっても、素材や作り手によって大きな差が出ると思うんです。
僕はおにぎりでもその差は出てくると思うんですね。であれば一風変わったおにぎりを楽しんでもらいたい。
そんなこだわりを込めてこの料理を提供しています!

今回の具材について

編集長
続いては、今回の具材について詳しく教えていただけますか?
川島さん

今回の具材は大きく2つに分かれます。

1つ目が「ボルタ」というもの。
マスタードオイルという油を現地ではよく使うのですが、これを使いスパイスと具材をマッシュした料理です。

そして2つ目が「バジ」というもの。
「バジ」というのは、バングラディシュの家庭では毎日食べられるような一般的な料理で、スパイスを使って野菜などを炒めた料理になります。
今回はオクラを使った「オクラバジ」が入っていますよ!

京香さん

どちらも初めて聞く料理….。

知らないことがたくさんありますね、、!

ちなみに、この中の1番のおすすめはどれですか??

川島さん

1番のおすすめは「シュキボルタ」というドライフィッシュを使ったものです!

今日の副菜の中で辛さが1番強いものなので、食べれれない方も実は多くいらっしゃいます笑

バングラディシュの料理のルーツの話になるのですが、
バングラディッシュは南アジアのインドやパキスタンと隣接しているんですよね。

元々は同じ国だったものが、歴史的に分かれた背景があるので、インド料理とバングラディシュ料理は共通点も多く、半分ぐらいは共通のルーツを持っています。

ただこの「シュキボルタ」は、インド料理にはなくて、バングラディシュ料理にはあるものなんです。

他ではなかなか食べられないので1番のおすすめです!

編集長
個人的にはそこまで辛すぎる印象はなく美味しかったです。
おにぎりとバングラデシュ料理がこんなにあうとは思いませんでした。ちなみに食材は現地から調達しているのですか?
川島さん

そうですね!

現地の食品を直輸入して販売している「ハラールフードショップ」から仕入れているので、現地さながらの味が楽しめます!!

京香さん
ちなみに、バングラディシュの方もおにぎりって食べるんですか?
川島さん
鋭いご質問ありがとうございます!
実は、バングラディシュではおにぎりは食べないんですよ!バングラディシュはインディカ米が食べられているので、おにぎりにまとめるのが難しいというのもあります。日本米は現地で食べられていないものなので、あえて合わせてみることに価値があるのかなと思っています!!
京香さん
異文化を同じお皿の上で共有する感じで、ロマンがありますね〜!!
川島さん
欧米では「ライスボール」なんて単語もあるぐらい馴染みがあるのですが、
本来お米が主食のはずのバングラデシュ では「おにぎり」が存在していない。だったら合わせてみよう!という気概ですね笑現地に行っても参考になるものがあるわけでもないので本当にゼロからの出発でここまでたどり着いた感じです。

これから

編集長

今回は詳しく教えていただいてありがとうございました!

今後、新たな展開もするとおっしゃておりましたが、「今後こんな風にやっていきたい」といったビジョンはありますか?

川島さん

正直、現状は”飲食店”という業界は飽和状態に近くなっています。

ほとんどのものが出し尽くされている現状の中でいかに差別化をしていくかということに焦点を当てていきたいですね。

異文化交流ではないですが、こういったものを通して逆にバングラディシュの方にもおにぎりを知ってもらったり、そのおいしさに気づいてもらえるようなことができれば最高です!

一同

確かに、、、お互いにお互いのいいところを共有出来たら最高ですね。

是非また他のコンセプトで展開する際は取材させてください!

今回は本当にどうもありがとうございました!!!!

お店の情報

営業は水曜日のランチ時間帯のみ!

🚩東京都杉並区高円寺北3丁目22

🕐毎週水曜日 11時30分〜

(JR中央線・中央線各駅停車 高円寺駅より徒歩2分 「大一市場」内)

京香さんについて詳しく紹介している記事はこちら

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